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サンゴ礁と人との関わりを考えるツアー報告

サンゴ礁と人との関わりを考えるツアー報告

6月23日から25日までの3日間に渡って実施しました「サンゴ礁と人との関わりを考えるツアー」が無事に終了しました。
サンゴ礁と一言で言っても、沖縄のサンゴ礁を構成する自然要素(環境)には実に様々なものがありました。河川からの淡水と海水が交わる汽水域、河口に広がる湾、干潟、藻場、そして私達ダイバーがいつも親しんでいるいわゆるサンゴの海(礁縁部)。これらの全てがサンゴ礁を構成する大切な要素であり、私達人間の活動はこれらの全てに対し関わり合っている―つまり人間もサンゴ礁の一部であるということを知り、深く考えを巡らせることができた3日間でした。
今回、講師としてご協力頂いた中野先生、藤田先生をはじめ、今回のツアーにご参加頂き、多くの疑問や発見を共有できた皆様に深く感謝致します。
充実した3日間のツアーの様子をご覧下さい!

第1日目-市街地に隣接するサンゴ礁


ブルートライのお隣にあるNPO法人海の自然史研究所にて、ツアーのオリエンテーションを実施しました。写真はマイコドラ−サンゴの定点観測のブリーフィングの様子です。

参加者の皆さんには「調査スタッフ」となって頂きました!この真剣な眼差し!素敵ですね!

さあ、砂辺のサンゴ調査に出発です!手に持っている四角い枠がコドラート(方形枠)です。担当になったサンゴは元気にしているでしょうか?

サンゴに到着したら、まずはマーキングのお掃除!特に夏場は藻類の成長が早くてマークには藻がフッサフサの状態です。誰にでも見つけられるように、キレイにお掃除しましょう。

コドラート全体がしっかり入るように写真を撮影。50cm四方のコドラートを置いて写真を撮ることで、サンゴの成長の様子などを比較することができます。

今度はマクロ撮影。日頃のダイビングで培った撮影テクニックを駆使してパシャリ!

ナイスショット!サンゴの様子や種類などを特定するために、サンゴ全体の写真も撮影します。

コドラートの内側や周りの生物の様子も記録します。おーっと!突然コドラート内のミナミタワシウニが放卵を始めました!!事件です!!周りを見ると、他の個体もポツリポツリと放卵・放精を始めています!しばらく本業(マイコドラ)を忘れてウニ観察してしまいました・・・ こうした記録も貴重な資料になるんです!
(※こうしたサンゴの定点観測(マイコドラ)は、これからも継続して実施していきます。調査結果はWEBサイトで公開する予定です。また、ご希望があればFUNダイビング中に観察中のサンゴをご案内致します。興味をお持ち頂けた方はぜひともブルートライまでご連絡下さい。)

2本目はサンゴの天敵となっているオニヒトデの駆除に出発です。北側水深1mの観察中のサンゴに寄ってみると・・・なんてこったい!瀕死の状態です!以前もオニヒトデの食害に遭っていたミドリイシですが、ここまでひどくはなかった。どうしたんだろう?

ミドリイシの隙間をよーく見ると・・・いました!こちらも食害が問題となっているシロレイシガイダマシです。大小様々な個体が密集していました!どうやらこの貝が犯人のようです。

かわいそうですが、隙間に隠れているシロレイシガイダマシを一匹ずつナイフやつんつん棒で取り出して駆除します。このミドリイシだけで40個体ほどのレイシガイが潜んでいました。

今度は参加者の方がオニヒトデを発見!日中はこのようにサンゴなどの下や岩陰に潜んでいることが多いのです。
オニヒトデも大きさ、腕の数、所見等を記録し駆除します。
ただ純粋に生きているだけのオニヒトデを駆除するのはつらいことです。サンゴ礁の生態系のバランスが崩れてしまった原因はどこにあるのでしょうか?当日のディブリーフィングでは、こうした率直な疑問についても意見が交わされました。
(2日目に続く)